春の青春18きっぷ乗り鉄第1弾、日本最長距離普通列車乗車の日を迎えました。
あくまでも今日の時点で、だけど。

岡山駅6時57分発、下関駅14時21分到着。
列車番号は岡山〜糸崎間が1725M、糸崎〜岩国間337M、岩国〜下関間が3341M。
所要時間は7時間24分で北海道の2429D普通列車より30分以上短いのですが、走行距離は363.0kmと現時点では日本一。

明日のダイヤ改正で、岡山〜岩国間と岩国間〜下関間に別れて運転されるようになります。
つまり今日が最後の運転。

日本最長距離普通列車乗車後は下関駅発早岐行きの普通列車に乗車。
走行距離は187.1kmと約半分ですが、所要時間は5時間14分とこちらも長時間。 
この列車も明日からは下関駅発が門司港駅発に変更され、下関駅から佐世保線まで乗り入れる普通列車はなくなります。

最後の最後で乗れたのは運がよかったと思うべきですね。

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岡山駅1番のりばを出発する下関行き普通列車。
明日からこの電光掲示板に「下関」という文字が現れることはありません。

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糸崎駅で後ろの3両を切り離し、前の4両が下関駅に。
岩国駅では18分の停車。

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下関駅に着いた車両はそのまま呉線の広駅に行く普通列車として折り返していきました。

ここまで各駅に停まるたびにTwitterでつぶやきました。
この日のつぶやきはこちらで。 

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続いて早岐行き普通列車。
まず肥前山口駅止まりとなる4両が到着。

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その後早岐駅まで行く4両が到着し連結。
下関駅でJR九州の車両の連結作業が行われるのは非常に珍しいことです。

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定刻通り早岐駅に到着。
鹿児島本線内で特急列車待ちがあったり、佐世保線内は単線のため列車交換があったりするため、所要時間が長くなっています。

朝7時前に出て夜9時前までの約14時間で乗った列車が2本。
その2本とも、明日からは走ることはありません。

今日で新幹線100系及び300系が引退、また今度のダイヤ改正でブルートレイン「日本海」や夜行急行「きたぐに」が廃止され臨時列車化されるということで、そちらばかりが注目を集めていましたが、何のアナウンスもなく、こんな地味な「最後の日」を迎えた列車もありました。
自分の子どもの頃には門司駅を夜明け前に出て関門トンネルをくぐって山陰本線を上り、日付変更前に福知山駅に着く列車とかありましたけどね。
今は都市間輸送が当たり前だから、車両運用の関係上などで長距離普通列車は無くなりつつありますが、それが時代の流れとは言えやっぱり無くなるのは寂しいものがあります。

恐らく記憶さえされない普通列車ですが、せめて自分だけでも覚えておこうと思った一日でした。